忍者ブログ
ダイエット関連情報サイト
[25] [24] [23] [22] [21] [20] [19] [18] [17] [16] [15]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ちょっと太めが健康的
 
 ベストセラー「がんばらない」の著者で諏訪中央病院(長野県茅野市)名誉院長の鎌田實(みのる)さんは、数年前から、おなか周りが気になっていた。

 身長1メートル70、体重80キロ。長野県特産の寒天やトマトの料理を取り入れた「がんばらないダイエット」で減量し、最近は体重72キロから75キロの間を保っている。

 それでも、肥満の指標となるBMI(体格指数)は25~26で、「肥満」とされる「25以上」を超える。

 「もっとやせなくてはいけないのだろうか」。鎌田さんは悩んだ。

 太りすぎは高血圧や糖尿病、心筋梗塞(こうそく)などの原因になり、標準的な体重はBMIで22とされている。

 だが、富山大医学部教授の浜崎智仁さんは「標準体重より太めの人の方が長寿、というデータが数多くある」と説明する。

 岩手、秋田、長野、沖縄4県で40、50歳代の男女約4万人を10年間調べた研究では、最も死亡率が低かったのは、男性ではBMIが23~25未満の場合で、25~27未満がそれに次いで低かった。女性は19~25未満で死亡率にほとんど違いはなかった。

 調査をまとめた国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部長の津金昌一郎さんは「BMIが高めの男性より、標準体重の場合の方が死亡率が高かった。BMI22を標準体重とするのは妥当と言えない」と話す。

 数百万人の生命保険契約者データでも、男性はBMIで26~28の場合に最も死亡率が低い、という報告がある。60歳以上の人を調べた別の研究では、男女ともBMI24~28の場合に最も死亡率が低かった。

 これらのデータから、浜崎さんは「BMIで28くらいまでなら、あまり気にしなくてもよいのではないか」とみている。

 ただ、注意が必要な場合もある。浜崎さんによると、血糖値が高め(空腹時に110以上)だと、肥満は糖尿病を進行させる恐れがあり、BMIで25未満を目指したほうがよい。血圧(最高血圧160程度以上)やコレステロールがかなり高い場合も減量すべきだ。

 「あまり太っていては良くないが、ちょっと太めが最も健康的」。鎌田さんは、浜崎さんの元を訪ねて語り合い、そう納得した。そして、自らのダイエット体験などを今秋「ちょい太(ふと)でだいじょうぶ」という本にまとめた。


(2006年12月12日  読売新聞)

[PR]
 ダンディハウス

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索